フィリピン英語留学最前線~セブエリア~
■日本人がフィリピン留学をしはじめるようになったのは、2009年ごろのようです。
現在、日本の年間留学人口は約6万人といわれており、ここ数年横ばいが続いている。
これら留学生が向かう先は、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アメリカといった
英語ネイティブが住む国がほとんどだったわけですが、フィリピン留学が誕生してから様相は一変してしまいます。
■フィリピン政府観光省が公表した日本人の年間留学者数によると、
2014年には、3万人を超えています。2010年にはわずか約4000人でした。
■韓国は、1997年のアジア通貨危機によって国内通貨であるウォン相場が大幅下落し、
国内経済が大きく疲弊して、立て直しのために国際通貨基金(IMF)の管理下に置かれました。
これによって国内を牛耳っていた財閥の解体や経済システムの刷新など、あらゆる物事が大きく変化しました。
韓国市場は海外に向けて開放されることになり、社会の体質としても、人々の意識としても、強制的に世界へと大きく目を向けざるを得ない状況になりました。
実質的な国際公用語である英語を話せなければ、海外でも、そして市場が世界へ開かれた韓国内でもやっていけない時代になり、
韓国ではほぼ全員が学生時代に一度は留学する「全留」時代に突入されました。
こうした社会的背景である、ウォン暴落によるコスト増により、東南アジアで唯一の英語公用語国である
フィリピン共和国に目をつけた韓国ビジネスマンの英語を学ぶための環境を構築し、事業を展開していきました。
■フィリピンに留学している人を国籍別にみると、7割が韓国人、2割が日本人、そのほかに中国人、台湾人、ロシア人という内訳なようです。
そのフィリピンの学校数は、約400ほどあるといわれており、そのうちの日本人経営学校は20校ほどとなっております。
2012年ごろから日本人経営者が現地語学事業に参戦し始めております。
■その日本人経営者及び生徒の日本人割合が高い順に学校を紹介していきます。
①IDEA ENGLISH ACADEMY(セブエリア・開校2012年)
生徒定員:約140名
日本人割合:90%
日本人スタッフ:正社員3人(学生スタッフ3人)
②Bayside English Cebu(セブエリア・開校2005年)
生徒定員:約300名
日本人割合:60~90%
日本人スタッフ:正社員6人(学生スタッフ2人)
③3D ACADEMY(セブエリア・開校2002年)
生徒定員:約180名
日本人割合:50~80%
日本人スタッフ:正社員2人(学生スタッフ2人)
※TARGET、QQ ENGLISH、C2 Ubecなども日系の英語学校となっております。