フィリピンの見どころってどこ? Vol.1

2020年07月19日

「マニラ」とひと言で呼ばれることが多い首都ですが、「メトロ・マニラ」(マニラ首都圏)が正式名称。12の市と5つの行政区から構成されています。高層ビルと庶民的な下町、スペイン統治時代の建造物などが混在する街並みや、活気ある人々の暮らしぶりはフィリピンを象徴するものといえるでしょう。ショッピングやエンターテインメントが充実しているのはマニラ湾沿いのマカティ地区。時間があれば、LRTやMRTを活用してケソン市まで足を伸ばしましょう。

フィリピン群島のほぼ中央に位置するビサヤ諸島。その中心となるのが、南北約220キロメートル、東西40キロメートルほどと細長い形状をしたセブ本島です。最大の見どころとなるフィリピン第2の都市セブ・シティは、本島東海岸のほぼ中央にあります。1521年にポルトガルの冒険家マゼランが上陸したのをきっかけに、コロニアル様式の歴史的な建造物が相次いで建てられ、今もセブ・シティ観光のハイライトとなっています。

COLUMN セブ島&ビサヤ諸島のアクティビティー

リゾートホテルが集まるセブ島やマクタン島、さらにボラカイ島やボホール島、パングラオ島のあるビサヤ諸島は、南シナ海におけるビーチリゾートのメッカと呼べるエリア。温暖な気候、透明度の高い海、白砂のビーチを満喫するためのマリンアクティビティーがそろっていて、ダイビングやシュノーケル、ボートセイリング、アイランドホッピングなどが楽しめます。いずれもビーチ沿いに建つリゾートホテルやショップなどで申し込みできます。

セブ・シティと2本の橋で結ばれたマクタン島は、フィリピンで人気のリゾートエリアのひとつ。一般的に「セブ島」の名のほうが有名ですが、実は「セブのリゾート」といえばこちらが本拠となっています。島の東側には10キロメートルもの白砂のビーチが続き、海を目の前にした高級リゾートホテルやレストラン、ショップが林立。おもな見どころは点在しているので、島内を巡るならタクシーを利用するのが便利です。

COLUMN マクタン島のビーチリゾート&アクティビティー

ビーチやリゾートホテルは島の東海岸線に沿って並んでいます。世界的な高級ホテルも軒を連ね、国際的な雰囲気が楽しめるでしょう。こうしたホテルやビーチ沿いのショップでは、ダイビングやシュノーケル、ジェットスキーなどさまざまなマリンアクティビティーを用意。初心者はインストラクターを頼むこともできます。小船で無人島を訪れ、シュノーケルやバーベキューを楽しむ半日~1日ほどのツアーも催行されています。

大小さまざまな167もの島々から形成されているビサヤ諸島。リゾートホテルが充実したセブ島やマクタン島が観光のハイライトとなりますが、他の島々にも隠れ家的なリゾートホテルや見どころが点在。セブ、マクタンの両島に比べて、よりのどかな島の風景が広がっています。セブ島から高速船などを利用してアクセスし、島内はタクシーなどで移動することになります。 

ボホール島

セブ島からは「スーパーキャット」と呼ばれる高速船で約1時間。3865平方キロメートル、フィリピンで10番目の面積を誇るボホール島は、セブ島同様にスペイン統治時代の歴史の舞台となった島です。初代総督と島の首長が友好を深めたことを記念した血盟記念碑、バクラヨン教会、ボホール博物館などの見どころは、島南西の州都タグビララン周辺にあります。島中央部にある、高さ50~60メートルの円錐形をした不思議な丘が連なるチョコレート・ヒルも必見です。

COLUMN ビサヤ諸島のその他の島々

国際的なリゾートとしての雰囲気は薄れますが、そのぶんフィリピンの素朴な素顔に触れられる島々を訪れるのも貴重な体験になるでしょう。フィリピンで4番目に大きなネグロス島は、人口の70%が砂糖産業に従事する砂糖の島。州都バコロドにはホテルやゴルフ場、カジノがあり、観光の拠点となります。パナイ島は、1年に1回開かれる謝肉祭ディナギャンとアティアティハンを見にフィリピン国中から多くの人が集まる島。太平洋戦争の激戦地だったレイテ島、島周辺に奇岩が連なるサマール島なども旅の候補となります。

フィリピン群島の南西側に位置し、パラワン島を中心にクヨ諸島、カラミアン諸島など合計1768もの島々からなるパラワン諸島。面積はフィリピン最大を誇ります。「フィリピン最後の秘境」と呼ばれるとおり前人未踏の密林が広がる一方、リゾート開発も行われていて、なかには1島1リゾートスタイルのゴージャスな施設も誕生しています。大自然とともにゆったりと過ごしてみましょう。各島々へは、マニラから国内線を利用します。 

エルニド

長さ397キロメートル、幅40キロメートルほどと細長いパラワン島の北部に位置するエルニドは、パラワン諸島北部に点在するリゾートアイランドへの発着港となる町。黒大理石の断崖が複雑な海岸を形勢していて、高級中華食材であるツバメの巣の宝庫にもなっています。周辺の小島には、1島1リゾートという贅沢な高級リゾートホテルが点在していて、近年急速に人気を高めています。

プエルト・プリンセサ

パラワン島のほぼ中央に位置するパラワン州の州都。空港や港があり、州の交通の要衝であり経済の中心地となっています。とはいえ、人口はおよそ22万人。まだまだ素朴さが残っています。市内には、州内の少数民族の手工芸品や衣装などが展示されたパラワン博物館、メンドーサ公園、大聖堂、少し郊外にはクロコダイル・ファームやパラワン蝶園などの見どころがあります。

COLUMN パラワン島でエコツーリズム

熱帯雨林に覆われた山岳地帯が島の大部分を占め、「フィリピン最後の秘境」と呼ばれるパラワン島。世界遺産に登録されたプエルト・プリンセサ地底河川国立公園やトゥバタハ岩礁海中公園をはじめ、20世紀初頭まで伝統の焼畑農業や狩猟生活を送っていた少数民族が暮らす山岳地帯などへのエコツーリズムが盛んに行われています。基点となるのは、プエルト・プリンセサとエルニド。ホテルやコテージに滞在する数泊のツアーに参加すれば、大自然とそこに暮らしてきた人々の暮らしを満喫することができるでしょう。

フィリピン国土の南1/3を占める群島から成り立つエリアで、中心となるのがフィリピン第2の大きさを誇るミンダナオ島です。観光地化されていないのどかな風景が広がるなか、先住民族の伝統、豊かな植生と独自の生態系、スペインの植民地化と最後まで戦ったイスラム王国の足跡など、このエリアならではの自然や文化を感じることができるでしょう。マニラからは国内線で1時間40分、セブ島からは30分ほどでアクセスできます。 

ダバオ

ミンダナオ島東海岸に位置する港町であり、フィリピン第3位の人口を抱える都市ダバオ。市街の道路や橋なども整備が行き届き、清潔感を感じさせます。20世紀初頭には、アバカ(マニラ麻)の栽培に従事する2万人の日本人移住者が住む東南アジア最大の日本人街を形成。現在でも多くの日系人が暮らしていて、定年を迎えた日本人のロングステイ候補地としても注目を集めています。市街南側に広がるダバオ湾内には、白砂のビーチが美しいサマル島があります。

ラン園

ミンダナオ島に自生するランの固有種を栽培するラン園が、ダバオ市の中心部にあります。数々の固有植物が見られるミンダナオ島ですが、ランの固有種の多さは世界屈指といわれています。なかでもワリン・ワリンはダバオのシンボルのひとつで、8~9月に最盛期を迎えます。そのほか、市内にはいくつかのラン園が点在しています。

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