ソネット集翻訳講座~その18~

2020年03月01日

Shakespeare's Sonnet 18:Shall I compare thee to a summer's day?

  Shall I compare thee to a summer's day?
  Thou art more lovely and more temperate.
  Rough winds do shake the darling buds of May,
  And summer's lease hath all too short a date.

  君を夏の一日と比べてみようか
  君のほうが素敵だし ずっと穏やかだ
  夏の荒々しい風は可憐な蕾を揺さぶるし
  それに余りにも短い間しか続かない

  Sometime too hot the eye of heaven shines,
  And often is his gold complexion dimm'd;
  And every fair from fair sometime declines,
  By chance or nature's changing course untrimm'd;

   時に太陽がぎらぎらと照りつけるけれど
  その黄金の輝きも雲に隠されることがある
  どんなに美しいものもやがては萎み衰え
  偶然や自然の移り変わりの中で消え去っていく

  But thy eternal summer shall not fade
  Nor lose possession of that fair thou ow'st;
  Nor shall Death brag thou wander'st in his shade,
  When in eternal lines to time thou grow'st:

  でも君の永遠の夏は決して色あせない
  君の今の美しさが失われることもない
  死神が君を死の影に誘い込んだと嘯くこともない
  君が永遠の詩の中で時そのものと溶け合うならば

    So long as men can breathe or eyes can see,
    So long lives this, and this gives life to thee. 
  
    人間がこの世に生きている限りこの詩も生きる
    そして君に永遠の命を吹き込み続けるだろう
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(農村美ソネット)
常夏の国には、常夏の国の良さがある。人々は陽気で底抜けに明るい。
時には、照りつける太陽のもと、煌びやかな砂浜で遊び合う声。
時には、山の中でこだまし合う、自然のリズムとのコラゾン。
その明るさの陰に隠しているものがあることを忘れてはいけない。

シェアという単語があるが、分け合うことを意味する単語である他に、
奪い合うことも意味してしまう単語の一つである。
奪いあれば足りず、分け合えば足りる世の中なのに。
私たちは、繰り返しプレゼンスを保つことで、世の中に生きた証を必要とする。

資本の増加は企業経営で欠かせないものではあるものの、
ヒトモノカネは重要ではあるけれど、そうではないとも言いたいものである。
不動産といえば、資本の一つですが、お不動さんという仏教の考え方もある。
振興する宗教の遺憾を問わず、支え合う何が必要である。

  お日様に感謝し、お月様とともに眠る。そんな自然体でありたいと思う。
  だから、あなたとはいつまでも寝食を共にしていきたいと思うのである。


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